アーリーカップ、2日目が終わりました。
関東地区は栃木が千葉を下し、東京は渋谷に大差を付けて勝利しました。
東京のディフェンスは昨シーズン同様に強固で、全クォーター1桁得点に抑えるという稀に見るスコアになりました。
アーリーカップとはいえど、代表3人以内アルバルクが渋谷オフェンスを全てのクォーターで1桁に抑えてる。
— としお@バスケブログ (@Japan_basket11) 2018年9月9日
この数字の並びをプロで見たの初めてかもしれないです。 pic.twitter.com/JP1Zp8n6Ec
また、東海地区では名古屋が三遠を下し、メンバーの大きな変化があった三河も難なく茨城に勝利しました。
というわけで?三河(旧アイシンシーホース)と東京(旧トヨタアルバルク)について、今シーズンの展望も込めて、ちょっと色々書いていきたいと思います。
黄金期を迎えたアルバルク東京
昨シーズンチャンピオンの東京ですが、今シーズンも優勝候補に近いと思われます。
なんせ、昨日は日本代表で竹内・田中・馬場選手がいない中であの強さです。
そして、この強さはここ2~3年は確実に続くでしょう。
こう思う理由は2つ。
1つはアルバルク東京の主力メンバーが若いということです。
田中大貴選手は27歳で、バランスキー・斉藤・小島・安藤・馬場選手らは田中選手より年下になります。
確かに正中選手や菊池選手はベテランですが、メインで試合を回しているアウトサイド陣のほとんどはまだまだこれからという年齢です。
2つめは、チーム方針に選手が満足しているということです。
これほどのスター選手を多く抱えることの最大のネガは、「実力はあるがプレータイムが満足に得れていない」選手が移籍を健闘することだと思っています。
しかし、東京は激しいディフェンスをモットーにしているので必然的にプレータイムをシェアする方向になります。
これは、相手が強くても格下でも同じです。
そのため、ベンチメンバーも安定してプレータイムを得ることが出来るので今後も現東京のメンバーはしばらくは在籍し続けるんじゃないかなと思っています。
レンタル移籍の件があったにも関わらず移籍した安藤選手なんていい例だと思います。
今でも十分強いのに、今後も同じメンバーでプレータイムを重ねるにつれてよりチームとして強くなっていくのかなと思います。
個人的に今年は斉藤選手のプレイタイム増加にも期待です。
ここ数年で最大の変化点を迎えた三河
逆に三河はここまで大きくメンバーが変わるのは久しぶりだなという印象。
ご存知の通り、比江島選手と橋本選手が移籍しました。
もちろん選手の移り変わりはあったのですが、柏木選手→橋本選手へのPGの受け渡しは数年かけて着実に行われていました。
(柏木選手がスタメンだが、サブでは橋本選手が出場。徐々に橋本選手のプレータイムが増加してスタメンにという具合)
ウィング2人も比江島・金丸選手で2013年からは定着していましたしね。
それ以前からもアイシンは柏木選手という絶対的なPGが桜木JR選手が帰化選手であることを利用して常にインサイドで主導権を握るというゲームメイクを行う+シューターのウィングにパスアウトというチームスタイルが確立していましたしね。
(現琉球の古川選手や広島の朝山選手など)
これは比江島選手らが入っても基本的には変わっていませんでした、少し外からの仕掛けは増えましたが。
なので、2013年以前の「ファーストオプションはまずインサイド!」というスタイルに戻すのか、ここ最近のインサイドも織り込みつつ走るスタイルを維持するのか。
昨日の試合を見たところはアウトサイド陣も積極的に走って得点を取っていましたが相手が東京や千葉といったディフェンスが固いチームだとどうなるんでしょうか。
この辺りはシーズンが始まらないとわからないですよね。
生原選手や西川選手ら若い選手も多いので案外あっさり昨シーズンまでのスタイルを維持できるかもしれません。
なんといっても金丸選手もいます。
なんか比江島選手が抜けたから戦力ダウンという印象がありますが、金丸選手1人でも十分過ぎるなスコアリング能力があるんですよね・・。
個人的にはシーズン序盤は少し苦戦するんじゃないかと予想、ただし伝統のあるチームなので鈴木HC含めてすぐ上位に盛り返してくるでしょうね。
とりあえず、シーズン開始が楽しみです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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