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バスケットボールをこよなく愛するおじさんが高校・大学・Bリーグの選手やチームについて語ります。

【祝・WC2018優勝】2018年の福岡第一はDFの気魄が違った、気がする

福岡第一が優勝しました。

 

大会を通して、また決勝も試合を通して余裕をもっての優勝だったなぁという印象。

 

そもそも、他のチームが「ベスト4」だったり「優勝」を目指す中、いかに圧勝するか、大濠戦より点差を離して勝つかに焦点を置いている時点で少し視座が違ったのかなと。

 

正直、他のチームとはDFの圧力とそこからの速攻のバリエーション(河村選手のパスが独創的かつ正確!)が1つか2つはレベルが違ってました。

また、40分間やり続ける脚力も例年通りさすがだなぁと。

 

第一のこの辺りの強さは以前に記事を書いていますね。

www.basketball-iitaihoudai.com

 

そんな圧倒的実力差で優勝した今年の福岡第一ですが、個人のスキルでいうと例年と比較して圧倒的かというと「微妙」という感想もあったりします。

 

実際に、ハーフコートバスケットではリズムが悪い時間帯も多かったり。

 

PGでいうと、河村選手は確かに異次元ですが並里選手の高校時代のインパクトも相当でしたし重富兄弟の変形自在さも抜けていました。

 

スコアラーでいうと、松崎選手と比較しても過去の玉井選手や狩野選手、長島エマニエル選手といった歴代スコアラーも負けていません。

 

個人的に見ているワクワク感でいうと、歴代スコアラーの方がありましたね。

松崎選手はしれっと20点取ってるのでスコアをみて「おぉ」となります。笑

 

 

もっと差があるのはセンターの部分で、外国人選手だと歴代のイブラヒマ選手辺りとスティーブ選手だと、1on1では全く歯が立たないと思います。

 

ただ、間違いなく今年の福岡第一は歴代トップクラスで強いと思います。

(実際この得点差で優勝したのは初めてでしょう)

 

この理由を考えるに、やっぱりDFだろうと。

 

例年速攻は上手いのですが、やっぱり良いDFがないと速攻は繋がりません。

 

逆にいうなら、福岡第一に速攻を出されたくなければ「良いシュート」でOFを終える必要があります。

 

準決勝に見せたオールコートプレスももちろんですが、今年は一段とDFが激しかったですね。

 

「1on1のDFが上手い」ということではなく、ローテーションだったりディナイという脚力や気力に影響するところが強かったと思います。

 

2016年の重富兄弟の代もインターハイ決勝のように「走りだせれば」圧倒的に強いのですが、DFがはまらないと走り出せないですね。

(東山の岡田選手のOFが良かったのもありますが)

 

ということで、「たられば」ですが中部第一は確率が少し下がっても4番の中村選手のミスマッチを活かしてひたすらポストアップ→寄ればパスアウトを繰り返せばもう少し違った結果になっていたのかなと。

 

少なくともフリーに近いシュートで終わればセーフティーに何人か残れるので。

ごちゃごちゃした状態でターンオーバーになれば福岡第一の独壇場でしたね。

 

とはいえ、桜丘の冨永選手が凄かったり楽しいウィンターカップでした。

彼らの大学での活躍も楽しみですね。

(河村・小川選手はまだ2年ですが、、)

 

最後までお読み頂きありがとうございました。