日本のバスケで言いたい放題!

バスケットボールをこよなく愛するおじさんが高校・大学・Bリーグの選手やチームについて語ります。

バスケットの高卒プロor大卒プロ論について。野球との比較や代表論について。

男子・女子バスケとプロ野球の高卒プロ論

 

一部のブロガー界隈では「大学に行く必要がある・ない」論が盛り上がっているのを見かけましたが、人それぞれなのでそこには触れないで置こうと思います。笑

 

ただ、大学進学論から思い浮かんだのがスポーツ選手の場合です。

 

バスケットボール選手の場合、男子はほとんどの選手が大卒でプロになります。

 

高卒プロ選手といえば川村卓也選手が有名ですが、富樫選手(海外高校→bj秋田)以外では、最近の津山選手(琉球)までは川村選手以降いなかったんじゃないかなと。

 

逆に女子バスケはどうなのかといえば、高校→プロが一般的です。

 

これは慣習的な部分もあるかもしれませんが、体の出来る早さ・成長の早さという観点もあるのかなと思っています。

 

一般的に女性の方が身体の成長が早いと思いますし(中学途中くらいまでは女子の方が背が高い!とかしばしばだったと思います)、それに伴って筋力やスキルが身につくのも一般的には早いのかなと。

また、男子はフィジカルを突き詰める部分が多いので高校→プロのハードルは高いんじゃないかなと。

 

ただしこれはスキル面で、最近の高校バスケなどを見るとフィジカルの優先順位も上がっており技術的には高校→プロで通用する選手も増えてきているんじゃないかなと感じています。

 

もう1つ男子バスケの高卒プロプレーヤーが少ない理由は「職業としてのプロバスケ選手」という観点かなと思います。

 

日本で最もポピュラーかつ、世界的にもレベルの高い野球という競技では高卒プロ選手も多いです。

(もちろん、大卒もいますが)

 

高校時代に甲子園で大活躍するような選手はプロを選択しているイメージ。

 

バスケと野球の違いとしては、金銭面と育成面かなと思います。

 

プロ野球の契約金は莫大です。

ドラフト上位なら1億近かったりしますし、年俸もバスケ選手とはスケールが違います。

 

また、育成選手という形で球団が採用したりと環境も良いのかなと。

(一定数大卒・社会人卒も採っていますし、シビアな世界なのは間違いないですが)

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https://baseball-dataroom.com/post-5106/

 

となると本人が将来を考える上で、「とりあえずプロ」という選択に対して野球とバスケでは大きな隔たりがあるんじゃないかなと。

 

日本男子バスケのレベル向上のために、高卒プロ?

 

単純に順位という指標で見れば国際的には男子より女子の方が強いです。

 

これは他国との身長差(女子はそこそこ小さいが、男子はかなり小さい)が最も大きな要素だと思うのですが、「女子は高卒ですぐにプロのレベルを体感してる(レベルの高い中でやっている)ので成長が早いから」という意見も一部聞きますし、理にはかなっていると思います。

 

しかし、男子バスケも取り組みは始めています。

いわゆる特別指定選手といって、大学在学中からプロの試合にも出れるという制度ですね。

 

今のところ大学とプロの活動がどっちつかずになって上手く機能している印象はないのですが、間違いなく「良い経験」にはなっていると思います。

 

馬場選手が大学在学中にプロ入りということもあったので、風は吹いているのかなと。

 

いきなりは変えれない、けれど徐々に高卒もスタンダードに

 

だからといって「日本のレベルを上げるために高卒プロ入り選手を増やすべき」というのは当然ですがダウトです。

 

確かに川村選手や津山選手は高卒で成功していますが、彼らは世代のトップ中のトップで川村選手なんかは前後の世代を含めて(もはや日本バスケの歴史でも)トップクラスの選手です。

 

プロ選手の中にも代表で活躍を目指す選手もいるしそうではない選手の方が大多数なので先ほど述べたように「職業の将来性」という観点から、やみくもにプロ入りを薦めるのは間違っています。

(当然、本人の選択ですが)

 

ただし、本当に高卒でもプロリーグで通用するレベルの選手であれば是非プロ入り(もしくは海外進出)をして欲しい。

 

八村選手や渡邊選手のプレーを高校時代と比較すると、本人のポテンシャルも大きいとは思うのですがやはり環境というのは成長を左右する大きなファクターなんじゃないかなと。

 

頑張れ、男子バスケ。頑張れ、女子バスケ。

(締め方が雑)

 

最後までお読み頂きありがとうございました。