昨日桜木JR選手が「比江島と同格」と語った後藤正規選手とは?という記事を書いたのですが、その際に2002年~2005年あたりのプロリーグの試合を見漁っていました。
「10年以上前の日本バスケもおもしれー!」と思うと同時に、今のBリーグの選手の学生時代のプレーも改めて見てみようと思いました。
個人的に比江島選手世代の大学バスケにドはまりしており、その中で最もレベルの高かったイメージのあるインカレ2011決勝(青山学院vs東海大学)を改めて見ましたので、感想と共に紹介したいと思います。
1.序盤は田中大貴選手率いる東海大学が優勢
比江島選手が11連続得点を記録したのは第3ピリオド途中でした。
実はそれまでは満原選手(渋谷)と田中選手(東京)の1on1だったり、東海大学の堅いディフェンスが効果的で青山学院大学は劣勢でした。
この代はリーグ戦でも一度青学は東海に負けているのですが、「また負けるのか!?」みたいな会場の雰囲気はすごかったですし、東海ベンチの盛り上がりは「学生バスケ」という感じで非常に楽しげでした。
青学側の出場選手はシックスマンの伊藤選手(渋谷)を含めて全員B1でプレーしていますね、どれだけレベルが高かったかわかります。
2.比江島選手の連続3ファール獲得→のダンク→バスケットカウント
そんな劣勢の青学でしたが、比江島選手の個人技で田中選手から3回連続でファールをもらい、6回のフリースローを全て沈めます。
ポストアップ、ドライブ、ルーズボールからのアタックとファールを貰う内容だけでもバリエーションが豊富ですし、何より全てフリースローを決めきるのがさすが勝負所に強いなぁという感想です。
既にこんな顔です。
スラムダンク 井上雄彦
そして、その後のダンクシュート。
ゴール下には193cmの坂本選手(名古屋)がいるにも関わらず上から叩きこみます。
そして最後は比江島選手らしいジャブフェイクからのフローターでバスカン。
もう、相手ベンチ以上に私は圧巻のプレーに唖然でした。
スラムダンク 井上雄彦
この時点で点差としては拮抗していましたが、田中選手をファールトラブルに追い込んだことや、流れとしてこの局面で「これは青学勝つだろうな~」という雰囲気には変わっていました。
前半は少しおとなしい、むしろ田中選手に押され気味だった比江島選手でしたが、やはりこの勝負所で得点を量産、しかも流れを大きく変えれるところはさすが日本のエースだな~と思います。
上手いのは知っていましたが、まさに底が知れないな~と思いましたね。
スラムダンク 井上雄彦
比江島選手が爆発したのはこの3Pですが、1Pから非常にレベルの高い攻防が見れるので是非見てください。
満原選手vs永吉選手(京都)のローポストでの対決も非常に見ごたえがあります。
このときは少し満原選手のほうが一歩上手でした!
最後までお読み頂きありがとうございました!
そんな比江島選手のプレーを解説している記事もよければお読み下さいませ。
www.basketball-iitaihoudai.com
出場していた狩野選手(滋賀)の記事も。