過去に好きだった高校・大学のチームを紹介する第2回ではまたまた京北高校について紹介したいと思います。
特に京北高校と関わりがあるわけではないのですが、やっぱりよく走るチームの試合はアップテンポで見ててわくわくします。
個人的に京北高校以外も、玉井選手の代や重富兄弟(現専修大学)の代の福岡第一高校も試合運びが速く非常に好きでした。
(この辺りもまた紹介したいと思います)
それでは早速いきたいと思います!
1.メンバー構成・主な実績
SF:新川敬太(早稲田大学→群馬グレイブサンダース)
PF:川久保駿(順天堂大学卒業)
C・浅見陸人(中央大学卒業)
2013 国民体育大会(東京国体):優勝(東京都混成チーム)
2013 ウィンターカップ:3位
浅見選手以外のスタート4人は京北中時代から同じチームでプレーをしており、5人とも高校2年時から主力として試合経験を積んで来たので「経験値」が非常に高いんだと見ていても分かるチームでした。
また、シックスマンとして出場していた吉田亘選手も187cmの身長ながらオールラウンドにプレー出来るので田渡監督としても良い意味で使いやすい選手だったと思います。
2.注目ポイント3つ!
1.高校生とは思えなかったキャプテン
石原選手のプレーに惹きこまれる人は多かったのではないでしょうか。
難易度の高いパスやシャムゴットまでも試合中に難なくこなし、ディフェンスでは相手のクロスオーバーをスティールする。
嫌でも注目してしまうタレント性がありました。
見ている時のワクワク感はあの並里選手を高校の試合で初めて見たときに匹敵するものがあります。
チームの状況が苦しい時はピック&ロールから無難にジャンプシュートを沈めたりもできる非常に華やかかつクレバーなプレイヤーでもあります。
このvs福岡第一戦の1分12秒の観客席に向くシーンが一番好きです。
2.偏らない得点能力
1on1のスキルが非常に高い石原選手と吉川選手の2ガードでしたが、他の3人も試合によっては30点近く取っていました。
各々のスキルはもちろん高かったのですが、新川選手のアリウープセットプレーを始めとして確実に点を取りたいときのバリエーションをメンバー同士で考えていたんだなと思います。
特にガードがボールに絡まないでもフォワード陣3人での2on2や3on3が出来たのが相手からすると的を絞りにくくさせる、逆に言えばこの代の京北高校が強かった理由だと思います。
3.この走りこそ京北!と思わせた試合
やっぱり京北高校の脚力、特に試合終盤でもスピードが落ちない試合展開はどの代でも驚かされます。
どんな練習しているんでしょうか・・
(ただ、この代の京北高校は学校名が変わった時かなにかで練習環境があまり良くなかったという話もありましたね)
一番印象に残っているのはインターハイ準決勝のvs明成高校戦です。
あの八村選手が1年生の時でしたね~。
八村選手のインサイドプレーや白戸選手(現仙台)の高確率の3Pシュートを前に序盤はかなり苦しい展開でした。
しかし、吉川選手と川久保選手の個人技でなんとか繋ぎ、第4ピリオドではまさに走り勝ちともいえる京北らしい展開でした。
明成高校もかなり鍛えられたチームであることは間違いないですが、明らかに京北高校のスピードに最後はついていけてませんでしたね~。
吉川選手の第一ピリオドの1on1ショーは何度見ても飽きませんし、試合を通して「京北らしさ」が伝わる良い試合なので是非見てみてください。
3.ひとりごと「京北高校が好きなもう一つの理由」
アップテンポな試合運びが好きだと冒頭で述べました。
しかし、私が京北高校を好きな理由が田渡監督にあります。
なんといっても試合中に全身で喜怒哀楽を表現します。
特に拮抗する局面で選手がシュートを決めたときのガッツポーズが本当に好きで、選手への愛が強いんだな~と見ていてわかります。
京北高校の選手がアンスポーツマンライクファールに近いファールを受けた時に審判に抗議しようとしてアシスタントコーチに引き止められるシーンも上の明成戦でありますね。笑
チームとしてや監督としてどうかは置いといてそんな感情表現が豊かな監督は非常に好感が持てますね。
練習が厳しいんだろうな~と想像も出来ますが。笑
以上になります。
次は京北高校以外も紹介したいと思います。
【好きだったチームに言いたい放題①】2010年 京北高校 - 日本のバスケで言いたい放題!