琉球ゴールデンキングスがThe Terrific12を制し、岸本選手がMVPを獲得しました。
おめでとうございます~。
キングス、 国際大会初優勝!⁰チーム全員がそれぞれの役割を果たす戦い方で主導権を握り、キングス初の国際大会優勝トロフィーを手に入れました。勝利を手繰り寄せる3Pシュートを含む21得点を挙げた岸本選手が大会MVPに輝きました。試合レポートは公式サイトをご覧ください。https://t.co/Gj5th3Plxy pic.twitter.com/9P5wY5Wvk1
— 琉球ゴールデンキングス公式 (@RyukyuKings) September 23, 2018
正直アルバルク東京が優勝する気しかしないので、琉球には対抗馬として期待したいですね。
(東京は好きなのですが、リーグの盛り上がり的に)
そんなMVPを獲得した岸本選手の代名詞といえば「ロングスリー」です。
時には1.5M近く離れた位置でシュートを放つシーンもしばしば。
2011年頃にスリーポイントラインが50cm程遠くなっただけでも苦労したへっぽこシューターの私には信じられません。。
ちょっとロングスリーについて、またロングスリーを得意とする選手について話していきたいと思います。
ロングスリーのメリットとは
ただでさえ確率の下がるスリーポイントを、更にラインから離れて放つロングスリーはどのようなメリットがあるのでしょうか。
確かに一般的には確率は下がるのですが、難しいだけあってメリットがあります。
インサイドを広く使える
インサイドアウトというプレーがあります。
センターなどのインサイドプレーヤーがポストプレーを試み、警戒したアウトサイドプレーヤーのディフェンスが中に寄る。
そうすると、外にいるアウトサイドプレーヤーにパスを捌き、3Pシュートを放つ。
当然アウトサイドプレーヤーのディフェンスは「中を警戒しつつ、自分のマークマンにシュートを打たせない」ようにヘルプによる距離を考えたり、「中に寄らないフリをして(もしくは、死角から)寄ったり」など色々試みます。
そうしたときに、アウトサイドのシューターが3Pラインにいるか、その1.5M後ろにいるかでディフェンスのやり易さはかなり違ってきます。
ドライブインが簡単になる
「ロングスリーを警戒せざるを得ない」という状況はオフボール(ボールを持っていない時)だけでなく、ボールを保持しているときも優位に働きます。
普通の選手相手だと、スリーポイントの数歩後ろでドリブルをついているプレーヤーにタイトに付くことはありません。
しかし、相手が岸本選手ならばディフェンスは前に出ざるを得ないですよね。
ディフェンスが前に出た分、自分のマークマンを抜く→ヘルプディフェンスが出てくるまでの時間に猶予が出来るので、パスorシュートの判断やドライブの加速という意味でも良いメリットがあります。
あの赤ちん(黒子のバスケ)でもスリーポイントラインの中では切り返しも出来ず、加速も困難、らしいです。
ロングスリーといえば、岸本選手より松脇選手?
もちろんロングスリー=岸本選手というイメージを持たれる方も多いと思いますが、高校・大学バスケファンの中で忘れてはいけないのが日本大学3年の松脇圭志選手。
松脇選手といえば、土浦日大時代にあの八村選手のいる宮城代表に勝利しました。
私の知る限り、八村選手がいるチームに国内で勝ったのは2013年の京北(石原卓選手がキャプテン)と2015年の茨城代表(ほぼ、土浦日大)です。
2013年の京北高校がインターハイで明成を破ったときは八村選手は1年生でしたが、国体で敗れたときは3年生でした。
この写真はウィンターの決勝(明成が勝利)ですが、もはや距離がおかしいです。
こんなところから決められてはゾーンが成立しない気がします。
今も、日本大学で大活躍しています。
全てのプレーは見ていませんが、大学に入ってからはロングスリーも打ちつつ、自らドライブで崩してスリーポイントというシーンも多くなっている気がします。
忘れないで欲しい、かつてインターハイを沸かせたあの選手
ここまで岸本選手や松脇選手の話をしましたが、「ロングスリー」という言葉を聞くと私はこの選手を思い出してしまいます。
2010年当時八王子高校2年だった平川啓太郎選手です。
この代の八王子高校はインターハイを初制覇した代です。
八王子は留学生センターを活用するのが非常に上手く、またそこからのパスアウト→スリーポイントの確率も高いチームです。
その戦術に平川選手はぴたりとはまっており、またそのロングスリー加減は相手チームにインサイドを警戒することを難しくさせていました。
画質が粗いですが、こんなに遠いです。
ちなみに、対戦相手の明成には安藤選手もいますね。
今はどうしているんでしょうか、大学くらいからすっかり名前を聞かなくなってしまいました。
最後までお読み頂きありがとうございました。