久しぶりに読み始めたあひるの空も38巻に差し掛かりました。
読まれている方は感慨深いと思いますが、クズ高vs丸高の終盤戦を描写した巻です。
あひるの空 日向武史
ここでは丸高のキャプテンであるトキワの持つ背番号「4」に懸ける想いの強さも描写されているのですが、高校バスケから離れてしばらく経った身としてはトキワの背番号に対する拘泥具合に「なつかしいな~」と思うことがありました。
その一方で2017年から高校バスケにおいて背番号が自由になりました。
今まで通り4番~18番を基本とするチームが大多数でしたが、福岡第一だったり北陸学院は大学やプロのように選手各々が好きな番号をつけていました。
大倉颯太選手(現東海大学)は2番を着用していましたし、松崎 裕樹選手(福岡第一)も24番を着用したりと結構自由にやっていました。
基本的に背番号を自由にするのは大賛成です。
本質的なバスケットボールの実力は当然背番号によって影響されませんし、特に高校生くらいの年代のプレーヤーにとって「好きな背番号はモチベーションになる」からです。
もちろん、大人になってからも背番号を選ぶときはわくわくしますし、憧れの選手の背番号をつけている時は妙にテンションが上がってしまいます。
「お前、XX選手意識してるだろ」といわれることさえも、半分恥ずかがりつつも嬉しかったりするわけです。
(私は56をつけていた時期があります、わかる人ならわかるはず。)
というわけで部費の問題だったりもあると思いますがどんどん高校生プレーヤーも好きな番号、憧れの選手の番号をつけていけば良いと思います。
ただし、ただの思い出かもしれませんが背番号の規制(4番~18番しかつけれない)がなくなると
・背番号4番のキャプテン感がなくなる?
高校バスケにおける「キャプテン」の存在って大学やプロのように全員が成熟していない(傾向がある)ので本当に大きいんですよね。
そのチームを支えているぜ!ということが背番号1つで表せていたのに、それがなくなってしまうのかなと。
・学校の伝統がなくなる?
基本的にユニフォームは「チームの資産」ですよね。
そのため、私の高校でもあったのですが、「5番はサイズが大きいのでセンターが着用する」というしきたりがありました。
また、「7番はエース」という風潮がある高校もあり、3年生のエースが引退したときに次の7番が2年生の誰に渡されるかによって監督や先輩が誰に期待しているかわかってしまうというのもありました。
背番号自由化になってしまうと、特定の番号に意味を持たせることによる引継ぎもなくなってしまうのかなとも思います。
まぁ色々書いたのですが、もっと高校バスケで自由化が進んでいけば全く気にならなくなるのかなとも思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
大倉選手の記事だったり、雑多な内容も書いてますのでよければお読み下さい。
www.basketball-iitaihoudai.com
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