先日、渡邊雄太選手がNBAのドラフトでは指名されなかったが、サマーリーグに参戦するという内容のニュースを見ました。
渡邊選手はサマーリーグでアピールをし、来期のロースター入りを目指す形になります。
渡邊選手のアメリカでの活躍はyoutubeやツイッターで見る程度だったのですが、精度の高い3Pや今までの日本人ではあり得なかったであろうダンクシュートを見るたびに、NBA入りはかなり現実的だと思っていました。
しかし、今回のこの結果。
ふと、私が思ったのは、こんなに身長も恵まれ、シュート・ドリブル・身体能力に優れた渡邊選手が簡単には叶えられないNBA入りをなぜ田臥選手が可能としたのだろうか?ということです。
もちろん、田臥選手のスキルが日本ではトップレベルなのは分かっていますが、バスケをしたことがわかるはず、あの2mを超える人のなかで173cmという身長は普通にプレーすることすら難しいと思ってしまいます。
そこで、youtubeにこんな動画がありました。
田臥選手が22歳のときなので、今から約15年前です。
NBAのコートを踏んでから数十日後に解雇はされましたが、トライアウトで「NBAに通用する」と判断されたからこそコートを踏めたということは言うまでもありません。
もちろん、好プレーをピックアップして編集はしていると思いますが、ドリブルのスピードや緩急は明らかに通用しています。
ショウディフェンスをビハインドドリブルでかわすシーンなんて動きが異次元です。
そして、個人的に田臥選手がNBAのコートを唯一踏めた理由が挑戦への決断が早かったことです。
海外で大学を卒業後1年間日本でプレーしましたが、「22歳というのは若くない」とトライアウトの受験を決意。
ちなみに、NBA解雇後のチャレンジは怪我によって現地で断念をしています。
この動画を見て、渡邊選手や八村選手が非常に良い環境にいて、(もちろん実力も伴って)NBAのコートを踏むことが近いのをわくわくする気持ちと、川村卓也選手や比江島選手といった日本トップクラスのフォワードも22歳とかでNBAに挑戦してほしかったなと思いました。
川村選手は一度挑戦していますが、このときは既に膝に怪我をした後だったと思います。
桜木JR選手と高橋マイケル選手も「膝を怪我する前の川村選手なら絶対にいけた」とインタビュー記事で述べていましたし。
比江島選手もこれだけ国際大会で唯一といっていいレベルで通用しているのだから挑戦して欲しかったな~と。
もちろん、NBA挑戦が正解ではないし、実際川村選手や比江島選手が日本のリーグに居続けることで日本のバスケットボールは間違いなく盛り上がっているので今更とやかくいうことではないというのは承知しています。
それにしても、当時の田臥選手は本当に上手い。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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