日本のバスケで言いたい放題!

バスケットボールをこよなく愛するおじさんが高校・大学・Bリーグの選手やチームについて語ります。

八村塁選手の加入で変わったのは「高さ」よりも「トランディション」

昨日の韓国戦の八村塁選手の活躍は素晴らしかったです。

 

ニック・ファジーカス選手との出場による日本代表の弱みであった高さの部分を補うリバウンドやブロックショット。

そして、トップ付近から自ら1on1を仕掛けて得点を重ねるシーンも目立ちました。

 

八村選手はハンドリングも良く、アウトサイドのシュートも上手いのでハーフコートオフェンスでもどんどん1on1を仕掛けていって良いと思いますし、ピック&ロールに合わせるのも非常に上手いので本当に今後が楽しみだな~と思いました。

 

そして、韓国戦を通して最も目立ったのが八村選手がディフェンスリバウンドを取ってから自らリングに切り込むシーン。

コースト・トゥ・コーストと言ったりもしますよね。

 

通常センターがリバウンドを取る→ガードにパスアウトするという1秒~2秒のロスがこのプレーはないので非常に有効ですし、一般的にガードプレーヤーがセーフティーにいることが多いので、ゴール下まで八村選手がボールを運べば押し込めるということもメリットのひとつです。

(華麗なユーロステップでかわしていましたが。笑)

 

宇都選手(富山)もガードながらリバウンドの本数が多いのでこのプレーが多いです。

【富山グラウジーズ 宇都直輝】 トヨタ時代と比較する3つの変化点

 

昨日の試合は八村選手がリバウンドも取るわ、ボールもプッシュするわで本当にアップテンポな良い流れが通せたと思います。

 

八村選手がリングに率先してアタックしたので、そこから比江島選手や辻選手へのパスアウトというシーンも良かったです。

 

八村選手と日本代表のアウトサイド陣がもっと噛み合えばもっと中→外→中と相手ディフェンスにとっては的が絞りにくいチームになります。

ファジーカス選手もいますし。

 

これぞまさにグッドリズムですね。

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振り返ってみれば八村選手は明成高校の時から少し点差がついたときや、土浦日大戦のようにPGの納見選手(青山学院大学)が徹底マークにあったときは自らボールを運んでガードのような役割を指示されるシーンが多かった気がします。

 

佐藤久夫コーチの先見の明というべきでしょうか、高校時代の経験がこんなところにも生きているのかな~とも思います。

 

いずれにしても、これからが楽しみです。

八村選手自身の挑戦という意味でアメリカでのプレーは優先して欲しいですが、日本代表の活動にも力を入れてくれれば嬉しい~。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。