誰かジョシュア・スミス選手を止めて下さい。
ポジション取りで少しでもミスをすると2点確定と言わんばかりの強さです。
スミス選手を見ていると「当たりの強さ」の重要性を考えさせられます。
スミス選手はインサイドでもろにコンタクトの強さが求められますが、ガードやフォワードの選手でも、バスケットボールにおいてはフィジカルは重要です。
インサイドのポジション取り以外でも
スクリーンアウト
オフボールでのディフェンス(ディナイやバンプ)
ウィングでボールを貰う際に体を預ける
と言う場面で当たりの強さは求められます。
そして、ある程度は「当たりの強さ」は体重の重さと比例すると考えています。
というわけで、バスケットボール選手の体重はどの程度がベストなのかを考えていきたいと思います。
※基本的に男子選手をメインに考えていきたいと思います。
大学生以上は身長ー体重=108が理想
もちろんですが身長によって理想体重は異なりますし、ポジションによっても異なります。
しかし一般的に言われているのは体が出来上がっている大学生(20歳以上)の理想体重は
身長ー体重=108になります。
引用:関東大学バスケットボール連盟強化部トレーナー部会
東海大学の食事に関する記事でもこんな1説がありました。
男子日本代表の強化にも携わった経歴を持つ同部ストレングス&フィジカルコーチの小山孟志さんは「いくらスピードや瞬発力があっても、体重が軽いままでは格上には通用しない」と断言する。目標体重は身長マイナス98キロ。180センチなら82キロの体重で走って跳べる体を作るのだ。
バスケットボールという激しい運動をする中で身長ー体重を98に持っていくのは、経験者ならわかるかもしれませんが相当苦労します。
なんせバスケはカロリーの消費量がすごいです。
細身の方だと身長ー体重が110以上というのはザラではないでしょうか?
日本代表選手の身長と体重を見てみる
とはいえ、実際日本のトップレベルの選手の身長と体重は実際どのような数字なのでしょうか?
ポジション別に見てみましょう。
まずはガードの選手(身長ー体重)
富樫選手:102
篠山選手:100
辻選手:103
田中選手:99
そしてフォワードの選手(身長ー体重)
比江島選手:102
渡邊選手:113
馬場選手:98
張本選手:95
最後にインサイドの選手(身長ー体重)
太田選手:96
竹内選手:109
八村選手:101
アイラ選手:88
ちなみにファジーカス選手は210cmで111kgなので、(身長ー体重)は99です。
こう見ると
ガードの選手:100
フォワードの選手:98
インサイドの選手:98以下
が目安なのかなと思う一方で、プレースタイルなどにも依るのかなという結論に。
渡邊選手はまだ年齢的に発展途上な感じもしますしね。
男子高校生はどうなのか
最近高校バスケットを見ていて感じるのが「明らかに体の出来ている高校生が増えた」ということです。
大学生以上は以前からそうだったのですが、今は大学に入学してすぐに大学バスケのフィジカルコンタクトに対応できている選手が非常に多いと感じています。
というわけで、U-18のメンバー表を見てみましょう。
(大学1年の半澤選手も入っていますがご了承下さい)
やはりフル代表の選手と比べて(身長ー体重)が110程度と差は目立つものの、大濠の中田選手や横地選手はほぼ理想体重に近い数値となっています。
ちなみに黄金世代と言われている竹内兄弟の世代がU-18だった時は以下の形。
数値的にはそれほど大きく変化はしていないですね。
トップカテゴリーの選手の数値はあまり変化がないのかもしれません。
ただ、フィジカル強化で有名な飛龍高校は身長ー体重の数値目標を100に置いているそう。
全体的には、体作りへの意識は上がっていることは間違いないと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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