全チームの試合は見れないのですが、開幕早々なので出来るだけ多くの試合を見るべくくらいついてます。
そんな中で注目したのが今季よりB1に復活した秋田と琉球の第一節第2戦。
琉球はなんといっても橋本・並里選手といったトップクラスのガードを岸本・石崎選手に加えています。
慈しみの心をもって「他のチームにガードを分けてあげなよ」と思いつつも、どんなコンビネーションをするのか非常に楽しみ。
ウィング陣も古川・田代・須田選手とバランスの良い陣容です。
一方秋田は田口選手というスコアラーが居なくなった中で、中山選手を中心に成田選手や野本選手といった大学時代に実績のある選手を補強。
ただ、正直いうと昨年はB2だったので通しで試合を見たことがないのでどうなることやらと。
選手の実績的には圧倒的に琉球>秋田です
さて、どうなることやらと思いつつ見始めました。
試合の感想箇条書き
★並里選手のドライブ→パスアウトが止められない
琉球に「復帰」した並里選手のプレーは圧巻でした。
滋賀時代よりイキイキしている気がするのは気のせいでしょうか。笑
なんと、一試合を通してのアシストは8(ちなみに昨日は13)
並里選手自身も17得点で、アシストは3Pに繋がるものも多かったので琉球の総得点(71点)の半分近くは並里選手が絡んでたんじゃないかなと。
★琉球のスペーシングの上手さ
秋田が4番プレイヤーに野本・谷口選手を起用している際は、琉球は古川選手が4番に。
これで、並里・岸本選手のツーガードに田代・古川選手のシューターがゼロ度に近い3Pラインに位置。
この状態からガードがドライブ→パスアウトというシーンが多かったです。
ガードにアドバンテージがある以上この作戦は非常に有効でした。
ただ、後述するように秋田のディフェンスが良かったのでごちゃごちゃしたターンオーバーは少なくはなかったですね。
★秋田のディフェンスのアグレッシブさがすごい
秋田はさすがにB2で圧倒的名強さを誇っただけあって、ディフェンスの強度が終始高かったです。
経験やスキルでは琉球ガード陣には現状劣っているといわざるを得ませんが、中山・小野寺・成田選手のガード陣のディフェンスは良かったですね。
成田選手がバックコートで並里選手からスティールする場面も。
ただ、逆にボール運びで並里選手や橋本選手のプレッシャーの前にターンオーバーを起こす場面もあったのでこの辺りはB1レベルへの慣れもあるのかなと。
★野本・成田選手はもっとリングを見て!
さて、今季より秋田に加入したこの2選手。
二人とも高校・大学ともにトップレベルでプレーしてきた非常に技術の高い選手です。
しかしまだ試合慣れというか、「自分が点を取る」という気持ちが少ないのかなと。
成田選手は後半になるにつれてシュートを良く沈めていましたが、もっとドライブで攻めてほしかったなと。
野本選手もオフェンスリバウンドは凄かったですが、ハーフのオフェンスはスクリーナーになるだけで終わったという印象。
古川選手にマッチアップされた際はインサイドで勝負するとかして欲しかったなと。
秋田はSFで野本選手は起用しないんですかね。
こんな記事もオフシーズンに書いたな、と笑
★小野寺選手が良い選手!
すみません、今まで知らなかったのが失礼なのですが、小野寺選手が凄かったです。
スリーポイント4本を含む17得点で、ミスも少ないですね。
前半は琉球に離され「これはダメかな~」と思ったのですが、後半小野寺選手のスリーを中心に怒涛の追い上げ。
今後も期待してしっかり観たいと思いました。
勝手にMVP
いや、もう並里選手です。
ゲームの支配力が圧倒的でしたし、秋田がなかなかオフェンスで「崩す」ことに苦労する中、並里選手はスルスルディフェンスを抜いていきます。
ヘルプが迷えば力強くレイアップまで行きますし、左手のアシストも非常に上手いです。
髪型もポンデライオンみたいでした。
はい、くだらなくて申し訳ありません。
最後までお読み頂きありがとうございました。
関連記事もどうぞ~
【オン2】SFができない or 外国人選手と同等以上に戦えない日本人ビックマンは淘汰されるのか
葦原一正氏の「稼ぐがすべて」はバスケの不人気に葛藤を持っていた競技者に是非読んで欲しい