日本のバスケで言いたい放題!

バスケットボールをこよなく愛するおじさんが高校・大学・Bリーグの選手やチームについて語ります。

千葉ジェッツのピック&ロールへの対応の幅広さ

お久しぶりぶりです、最近転職活動をしていたこともあってブログを更新出来ていませんでした。

ただ、比江島選手も日本に帰ってきたこともあって栃木戦は比較的チェックしていました。

 

そして、直近の印象深い試合が2/2 2/3の栃木vs千葉ですね。

結果は一勝一敗でしたが、まぁレベル高いです。

 

40戦近く戦って千葉は6敗、栃木は8敗しかしていないです。(2109/02/10時点)

最近調子を上げてきた東京も東地区で3位ですから、この東地区のレベルの高さはちょっと他のチームからすれば笑えないレベルではないでしょうか。

 

ここで注目したいのが、千葉のピック&ロールの上手さ。

 

まず、他のチームと最も違うのが富樫選手の存在です。

他の選手だとワンテンポ遅れてチェックに入っても確率が低いorシュートセットに時間がかかるので打ち切れないという場合が多いです。

 

けれど、富樫選手はスクリーンにかかり、インサイドプレーヤーのショウアップが遅れると僅かな時間で打ち切ります。

そして、確率が異常に高い。

オールジャパンの劇的なブザービーターは記憶に新しいですが、シーズン後半になって調子を上げてきた気がします、全部見ていないので印象論ですが。

 

当然、相手チームは富樫選手をノーマークにしないように、そもそもボールを持たせないかスクリーナーのDF(大体インサイドプレーヤー)が間合いを詰めます。

 

結構富樫選手は高め(リングから離れてハーフライン付近)でピックを使うことが多いので、上手くショウアップすれば富樫選手を挟むトラップとなります。

 

ただ、そこは千葉のチーム力が勝ります。

スクリーナーが開く(ピックの後のロール)前に他のプレーヤーが富樫選手がパスを出しやすい場所に移動して一度パスを受けて、ノーマークとなっているスクリーナーにタッチダウンパスを送ります。

 

栃木は結構これで、富樫選手→パーカー選手→エドワード選手という連携にやられていました。

2/2の4Pはほとんどこのパターンから崩されていた印象です。

 

ロシター選手が富樫選手を詰めるんですが、上手くギブズ選手のマークマンであるパーカー選手が中継役になるんですよね。

 

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ロシター選手が富樫選手を警戒する

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富樫選手はダブルチームに挟まれるのを察すると他のパスコースを探す。

同時にパーカー選手も中継役になるべく富樫選手の視野の範囲に移動。

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その間にスクリーナーのエドワーズ選手はリングにダイブ。

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ヘルプに寄るが、ギブス・ロシター選手は外に釣り出されているのでミスマッチが起こる。

仮に止めても両サイドにはシューター陣がいる。

 

 

こんな感じです。

ここで肝なのは、中継役をインサイドプレーヤーであるパーカー選手が担うという点です。

 

インサイドプレーヤーが中継役になるメリットは

 

単純にディナイが厳しくないのでパスを受けやすい。

スクリーナー(エドワーズ選手)がダイブした際にヘルプが来てもミスマッチになる

 

という部分です。

この中継役を石井選手や西村選手が担うシーンがありましたが、これは栃木が上手くディナイをしていました。

3/3の比江島選手のスティールからダンクなんて、この中継へのパスを完全に読んでいましたね。

 

いや〜千葉強いですね、栃木も強いですが。

栃木の方がチーム全員の総合力は高いですが、千葉の方が富樫選手を中心とした連携や安定感はある気がします。

 

これからもちょこちょこ更新していきます。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

【桜丘 富永啓生選手】シュートセレクションの善し悪しに言いたい放題

ウィンターカップは終わってしまいましたが、平日開催ということもありじっくり見れなかったので年末YoutubeやバスケットLiveを漁りながらプレーを見返しています。

 

福岡第一については少し記事も書いたのですが、やはり桜丘の富永選手の存在は際立っています。

個人的にあのプレースタイルは好き嫌いが分かれると思いますが、なんとなくコート上の動きを目で追ってしまいますね。

 

今回は、富永選手のプレースタイルについて少し言及したいと思います。

 

というのも結果として平均39.8得点を叩き出しましたが、「一般的には」(=富永選手の異常なシュート力を考慮しなければ)あのプレースタイルは賛否が分かれると思います。

人によっては「レベルが上がれば通用しない」だったり「シュートセレクションが悪い、周りが見えていない」というコメントも当然出てくるだろうなぁと。

 

ただ、私は2012-2013年の桜丘高校のバスケットが非常に好きだったので、あの富永選手のプレースタイルは勝利を最優先した結果の監督やチームの最善策だったんだろうなぁと思っています。

 

高校バスケファンの方は記憶に新しいかもしれませんが、2012-2013年の桜丘高校のバスケットは「チームオフェンス」を極めたチームでしたね。

 

ウィングにでオフボールの2on2→フレアスクリーンやカールカットというプレーが非常に上手かった記憶があります。

 

確かに留学生センターでモッチ・ラミンという選手はいましたが他の日本人選手は決して運動能力が高い選手はいませんでした。

 (巧く、賢い選手は多かったですが。)

 

↓東山には当時2年生だった岡田選手もいますね。

www.youtube.com

 

 そんな桜丘が何年か後にこんな派手なバスケをしているもんだから、少しびっくりしましたが、それは富永選手という絶対的なスコアラーがいたからなんですね。

 

おそらく、フェイスガードを常時受けている富永選手がタフショットを打つ確率の方が他の選手にシュートを打たせるより確率が高いと踏んだんでしょう。

 

というか、仮に富永選手がボールを持ちすぎる方が弱いとしても、あんなシステマティックなバスケットをする監督が、そんなプレーを許す理由がないと思います。

 

実際そうだったので。

ただ、富永選手はノーマークの選手を探す視野も良かったですし、藤田選手など良いシューターもいたので何だかんだチームオフェンスが機能していた気もします。

 

 他の選手も良い意味で割り切っていたんだと思いますが。

 

勝負事ですから、仕方ないですよね。

 

以上、雑多ですが独り言でした。

最後までお読み頂きありがとうございました。

【祝・WC2018優勝】2018年の福岡第一はDFの気魄が違った、気がする

福岡第一が優勝しました。

 

大会を通して、また決勝も試合を通して余裕をもっての優勝だったなぁという印象。

 

そもそも、他のチームが「ベスト4」だったり「優勝」を目指す中、いかに圧勝するか、大濠戦より点差を離して勝つかに焦点を置いている時点で少し視座が違ったのかなと。

 

正直、他のチームとはDFの圧力とそこからの速攻のバリエーション(河村選手のパスが独創的かつ正確!)が1つか2つはレベルが違ってました。

また、40分間やり続ける脚力も例年通りさすがだなぁと。

 

第一のこの辺りの強さは以前に記事を書いていますね。

www.basketball-iitaihoudai.com

 

そんな圧倒的実力差で優勝した今年の福岡第一ですが、個人のスキルでいうと例年と比較して圧倒的かというと「微妙」という感想もあったりします。

 

実際に、ハーフコートバスケットではリズムが悪い時間帯も多かったり。

 

PGでいうと、河村選手は確かに異次元ですが並里選手の高校時代のインパクトも相当でしたし重富兄弟の変形自在さも抜けていました。

 

スコアラーでいうと、松崎選手と比較しても過去の玉井選手や狩野選手、長島エマニエル選手といった歴代スコアラーも負けていません。

 

個人的に見ているワクワク感でいうと、歴代スコアラーの方がありましたね。

松崎選手はしれっと20点取ってるのでスコアをみて「おぉ」となります。笑

 

 

もっと差があるのはセンターの部分で、外国人選手だと歴代のイブラヒマ選手辺りとスティーブ選手だと、1on1では全く歯が立たないと思います。

 

ただ、間違いなく今年の福岡第一は歴代トップクラスで強いと思います。

(実際この得点差で優勝したのは初めてでしょう)

 

この理由を考えるに、やっぱりDFだろうと。

 

例年速攻は上手いのですが、やっぱり良いDFがないと速攻は繋がりません。

 

逆にいうなら、福岡第一に速攻を出されたくなければ「良いシュート」でOFを終える必要があります。

 

準決勝に見せたオールコートプレスももちろんですが、今年は一段とDFが激しかったですね。

 

「1on1のDFが上手い」ということではなく、ローテーションだったりディナイという脚力や気力に影響するところが強かったと思います。

 

2016年の重富兄弟の代もインターハイ決勝のように「走りだせれば」圧倒的に強いのですが、DFがはまらないと走り出せないですね。

(東山の岡田選手のOFが良かったのもありますが)

 

ということで、「たられば」ですが中部第一は確率が少し下がっても4番の中村選手のミスマッチを活かしてひたすらポストアップ→寄ればパスアウトを繰り返せばもう少し違った結果になっていたのかなと。

 

少なくともフリーに近いシュートで終わればセーフティーに何人か残れるので。

ごちゃごちゃした状態でターンオーバーになれば福岡第一の独壇場でしたね。

 

とはいえ、桜丘の冨永選手が凄かったり楽しいウィンターカップでした。

彼らの大学での活躍も楽しみですね。

(河村・小川選手はまだ2年ですが、、)

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

 

 

【vsカタール戦】田中大貴選手のPG論について言いたい放題

 

「ファジーカス選手、さすが」という記事に続き、カタール戦の感想を兼ねてもう1記事書きたいと思います。

 

ポイントガードを務めた田中大貴、堅守からの速攻で日本代表を逆転勝利へと導く | Basket Count/バスケット・カウント

 

こんな記事や関連したツイートも多かった通り、実際富樫選手の怪我・篠山選手のファールトラブルで田中選手が後半はPGを務め、見事点差を離しました。

 

ちょっとこの辺りについて思うことを書いていきたいと思います。

 

 

 

田中大貴選手は代表のPGが出来るのか?

 

この質問について個人的な感想は「1試合じゃ分からない。出来るかもしれないし出来ないかもしれない」という意見です。

 

というのも、今回の勝因は3Pのファストブレイク連発だと思うのですが田中選手のPGが機能した、というよりはカタールの選手のOFが非常に単発になり、優位な状態でトランディションを始めることが出来たからだと思っています。

 

今回のカタール戦は富樫選手や京都の伊藤選手のようなPGとしての展開の速さや玉離れの良さが求められるレベルじゃなかったのかなと。

 

過去にもPGの大型化をテーマに記事を書いたのですが

 

・PGが出来る=ハンドリングが良いではない、経験が必要

・PGが出来る大型選手はSG/SFとして優秀なので勝敗を考えるとPGとして使いにくい

 

という内容でした。

(中村太一選手のPGについても書いてます)

www.basketball-iitaihoudai.com

 

 

この記事の内容でいうと、田中選手は間違いなくハンドリングが良く将来的な大型PGの候補なのですが、この1試合では測れないかなと。

(アルバルク戦でもちょこちょこやってますが、斎藤選手が出る時のほうが展開は速いと思います)

 

この「PGとしての経験」的な内容が知りたい方は、是非福岡第一の河村君を見て欲しいです。

 

www.youtube.com

 

結局リバウンドを取った時点でアウトナンバーだと、別にPGがいなくても速攻は成立すると思っています。(これがカタール戦の速攻のイメージ)

 

河村君は通常の状態から、自らのスピードやパスで結果的にアウトナンバーを作るのが上手いです。

 

もちろん高校と代表戦のレベルは違うといわれればそれまでですが。

(でも、昨日名古屋相手に7ASでしたよ)

 

そもそも、本来的なPGの機能は今の日本代表に必要なのか

 

少し否定的な内容に聞こえたかもしれないですが、田中大貴選手を1番ポジションに配置することは「アリ」だと思います。

 

理由は、八村・渡邊・ファジーカス選手といったインサイド陣の強化と馬場選手の成長です。

 

今までの日本代表は、「インサイドでは絶対に勝てないので、なんとかトランディションを頑張って速攻を出そう、じゃあPGはドリブルが早くて玉離れも良い人が欲しい」

 

という感じだったと思っています。

 

ただ、生粋のPGの起用はゲーム展開的には良いものの、DFでミスマッチが起こったりそもそも国際大会のレベルでは「日本が強みと思っているほどトランディションも優位じゃないので速攻が起こらない」ということが多々ありました。

 

という訳で

 

・ファジーカス選手1人がいればハーフコートバスケットでの得点も計算できる

・田中選手がウィングじゃなくても馬場選手の得点が計算できる

 

という条件があれば、確かにボール運びやパスがそこそこ出来てDFも上手い田中選手が1番ポジションをやるのは良いことじゃないかなと。

 

結局、チーム5人として強くあるのが目的なのであって

 

純粋なPGが入ることによるメリット<田中選手が1番を務めることで起こるメリット(特にDFの高さなど)

 

であれば良いと思っています。

 

もう1つ、条件が

 

ただ、現状だと田中選手がPGをやるには比江島選手とセットで出場が望ましいなと思います。

 

というのも、相手が強豪の場合は田中・馬場・古川選手のアウトサイドとかだと、バックコートでプレッシャーをかけられると少し怖いなという感じ。

 

まだ、田中選手は1.5番くらいの機能のイメージなので、同等以上のプレーが出来る比江島選手がいれば、2人が1.5番くらいで仲良く?出来るんじゃないかなと。

 

とはいえ、近々の試合は普通に富樫・篠山選手で臨むと思っています。

 

天地ほどレベルが違いますが、私もずっとSG/SFやっており、PGの難しさは多少なりともわかっているつもりです。

 

ピック&ロールは出来るんですが、3人目のDFがヘルプダウンに来るとターンオーバーが起こるんですよね、、

上手いPGは、そのヘルプダウンを察知してピックをかけたセンター以外のOFも視野に入ってるんです。(経験者は、分かると思います)

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

関連記事もどうぞ~

 

福岡第一高校バスケ部の「速攻」が上手いの3つの理由 - 日本のバスケで言いたい放題!

 

 

【ザイオン選手が凄い】八村選手のおかげで感覚がおかしくなっている気がする。

突然ですが、私はあまり日本のバスケ以外は観ません。

なんせ、ブログのタイトルも「日本のバスケ~」とネーミングしているくらいです。

 

しかし最近衝撃を受けたプレーヤーがいます。

ザイオン・ウィリアムソン選手です。

 

 

 

きっかけは、八村選手がMVPを獲得しDUKE大学を下した試合でした。

 

ザイオン選手の凄さはもう動画を見た方が早いので割愛します。笑

 

ザイオン選手を見て思うのが、八村選手の将来です。

 

ツイッターを見ると、「八村選手はザイオン選手に負けていない!」みたいなコメントも多々ありました。(個人的に、それは言い過ぎと思いますが、笑)

 

おいおい、待てよと思いました。

 

なぜなら、今まで田臥選手を始めとして日本のトップレベルの選手はNBA出場をゴールにしてきたと思っています。

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NBA自体レベルが非常に高いので、田臥選手でさえ生き残るのが難しかったり、そもそも契約までこぎつけるのが伝説的というレベルだと思います。

 

ただ、やっぱりそのNBAでもレベルの高低はあると思います。

 

それこそ皆が知っているレブロン・カリーといった辺りは本当にトップオブトップで、その下にNBAの各チームのスタメン(十分凄いですが)や各ポジションの3番手の選手がいるわけです。

 

それで、八村選手と戦ったザイオン選手はどこに位置するかというと、順調に行けばトップオブトップの立ち位置になると思うんですね。

 

なんせレブロン2世とかいわれているわけですから。

 

そう、もちろん怪我や伸びしろなど様々な要素があるので「ザイオン選手はNBAのトッププレーヤーになる」とは断言が出来ませんが、現時点ではそのレベルなんです。

 

つまり三段論法的にいうと、八村選手もNBA入りはもちろん、スタメンとして出場する場面も期待できるのかなと。

 

凄すぎて良くわからない、という感じです。

 

これからの八村選手にも期待ですね。

日本代表での活躍も見たいです。

 

※私が国外のリーグにあまり詳しくないので、NBA・残りその他というような表現になってしまいましたが、ヨーロッパのレベルも高い、そこでプレーしている選手も多く居るというのは存じ上げています。

比江島選手もオーストラリアでやってますしね。

あくまでレベル感をざっくり表現した図と考えて頂ければと思います。

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

 

 

【vsカタール】不調気味で19点取ってしまうニック・ファジーカス選手

2018/11/30 日本代表WC予選 vsカタール戦、勝利しましたね。

 

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正直、比江島選手のファールトラブルと富樫選手が怪我をした時点でかなり「まずい」という雰囲気がありました。(実際逆転されました)

 

しかし、3P以降は日本のDF→トランディションが機能して得点を重ねることに成功。

一方カタールは前半機能していたピック&ロールに頼らず単発気味に終わり、終われば38点差でした。

 

少しカタールの自滅感も否めない内容でしたね。

 

渡邊・八村・ファジーカス選手が加入する前の日本代表は比江島選手が孤軍奮闘する(少なくともスタッツ的には)試合が多く、次点でOFのある富樫選手が積極的に攻めているイメージでした。

 

その2人が抜ける時間帯が多かったので、正直本当にどうなることやと。

 

カタールが第3ピリオドに6番のガードの選手ではなく、比江島選手のマッチアップが積極的に攻めてきたら日本としてはかなり嫌だったでしょうね。

 

 

そんなわけで比江島・田中・馬場選手らが機能したのですが、個人的に注目したのはファジーカス選手。

 

試合を通してやっぱり、「頼りになるな」思いました。

 

Bリーグのシーズンも観戦されている方はご存知と思いますが、ファジーカス選手はシーズン開始から怪我復帰からまもなく、最近になってようやく本来のプレーを取り戻しているという印象でした。

 

とはいえ、まだ100%ではないという印象です。

実際に昨日も、珍しくターンオーバーする場面や近距離のシュートを外す場面も多々見られました。

 

DAZNの解説の方が「いやーニックはこの距離外さないですからね~」と言い、「これは、入った」とシュートモーション中に小声で呟くものの、珍しくシュートが外れる場面が続いたときは思わず笑ってしまいました。

 

とはいえ、終わってみるとチームハイの19得点でした。

 

馬場選手や田中選手の活躍が目立ちましたが、インサイドでコンスタントに20点近くを稼いでくれるプレーヤーは本当に頼もしい存在だと思います。

 

12/3の試合に向けて100%には戻らなくとも、少しずつファジーカス選手の調子が上がってくることを祈りたいと思います。

 

次は30点くらい見たいですね~。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

ファジーカス選手関連の記事はこちら

 

辻選手とファジーカス選手のピック&ロールはなぜ止めれないのか?

オーストラリア戦の感想~新加入2人の活躍と比江島選手への負担軽減

 

 

 

 

 

 

【栃木vs川崎 第11節 11/24】栃木の強さと「on 3」の弱点

栃木、強いですね。

 

東京や川崎が勝率6割前後で苦しむ中、栃木は勝率が9割近いです。

 

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そしてこの11節も優勝候補の川崎から2連勝を勝ち取りました。

田臥選手が怪我の時期が続きますが全く関係ないといわんばかりです。

 

しかし、昨日の栃木vs川崎は正直川崎ペースかなと思っていました。

 

というのも、栃木はなかなか決定的な攻め手がないまま、ロシター選手の個人技やピックでずらして、わずかなズレから3Pのタフショットを決めることでなんとか試合を繋いでいた印象です。

(昨日は遠藤選手が当たっていましたね)

 

逆に川崎のオフェンスはというと、ミスマッチを突ける場面が多い。

外国人籍選手+ファジーカス選手の「on 3」の時間帯が20分ほどあったためです。

 

※「on 3」という表現について、色々議論があるそうですが、個人レベルでは分かりやすい表現なので使用したいと思います。

「on3」と書くからといって、帰化選手の国籍がどうこう言うつもりは全くありません。

 

3番ポジションのエドワーズ選手の部分もミスマッチですし、そもそもマクリン選手vs竹内選手の部分もマクリン選手が優位に立っています。

 

川崎の強みはファジーカス選手ですが、マッチアップがロシター選手なので優位性があるのは3・4番のポジションという認識だったと思います。

 

しかし、オフェンスが微妙に重い展開に。

 

理由は2つあると思っていて、

 

・ミスマッチを突こうとする余り、ボールの展開が遅い

・エドワーズ選手が3番なので得意の機動力も少し落ちる

 

栃木がゾーンを敷いた+シューターの辻選手が怪我ということもありますが、結局川崎の流れが良くなった時間帯は藤井選手がDFを頑張ったり、ドライブで切り込んでいるときだった気がします。

 

川崎はインサイドも強いですが、篠山・藤井・辻・長谷川選手辺りもトップクラスなのでわざわざインサイドのミスマッチばかり突こうとしなくても良かったのかなと。

 

前節の北海道戦はon3の時間帯に上手く裏を取れて簡単にゴール下で得点出来ていたのですが。(結果論になりますが)

 

バスケ経験者の方だと、「ミスマッチを意識しすぎて、いつものチームOFが出来ない」みたいなことはあるのではないでしょうか。

 

一方栃木はゾーンを敷いたくらいで、特にOFは相手が川崎だろうといつもどおりでした。

これも結果論ですが、やることがブレないチームは強いなと。

 

それにしても栃木は3Pが良く入りますね。

それほどドフリーという訳ではないように見えるのですが、タフショット含めてもかなり高い確率で沈めてきます。

 

 

こんなツイートも見かけて、栃木強いし礼儀正しいしなんか完璧な感じするじゃないですか笑

 

ただ、まだまだシーズンは続きますので川崎・東京辺りの優勝候補の巻き返しにも期待したいと思います。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

【富山グラウジーズ 大塚裕土②】宇都選手同様、昨シーズンより苦しんでいる印象だが。

遂にバスケットLIVEのアプリがリリース。タブレットやテレビはまだまだこれから。